文芸
-
虫眼とアニ眼
500円(税込)
独自の視点と情熱を胸にそれぞれの分野を切り拓きリードしてきた二人が、現代を冷徹に読み解きつつ、希望と愛情を込めて子どもたちへ向けて語られる至言の数々。好きなことに一生懸命に取り組む人生のすばらしい豊か…
-
なぜ、植物図鑑か
1,320円(税込)
写真とは、即ち事実か? だとすれば写真表現とは何か? 1970年前後に展開したラディカルな写真家活動と、そこでの模索を通じて深めた映像論の数々は、時代を超え今もその本質的洞察を鋭く突きつける。1973…
-
春宵十話
500円(税込)
1963(昭和38)年初刊。世界的な数学者であり、教育にも示唆に富む提言を行った著者は、人間の中心は情緒であり、それを健全に育てなければ数学もわからないと言う。また人の成熟は遅ければ遅いほどよい、とも…
-
身体の文学史
400円(税込)
本来、身体から生まれたはずの言葉であり文学が、時代とともにそこから遊離していくさまを、著者ならではの鋭い考察と明晰な表現によって解き深める論考。本書の初刊は1997(平成9)年ですが、その後の展開への…
-
文章読本さん江
1,200円(税込)
日本ではなんとたくさんの「文章読本」が出されてきたことか! もはや1ジャンルともいえるそれらを片っ端から読み漁り、その内容分析はもちろん歴史や隠された意図まで炙り出す第1回小林秀雄賞の傑作評論。果たし…
-
作家と珈琲
2,090円(税込)
なぜかくも文学には珈琲が寄り添うのか。古今の作家、著名人らが思い思いに綴った珈琲へのこだわり、偏愛、批評、分析……。そこに一杯の珈琲があるだけで人生に何らかの彩りが加わる、その不思議と至福の一服を存分…
-
自分ひとりの部屋
1,320円(税込)
20世紀モダニズム文学を切り拓いた一人とされるヴァージニア・ウルフが、イギリスで男女平等の参政権が認められた1928年に行った講演を基に、物語も交えつつ綴ったフェミニズム批評あるいは文学論。時代性を超…
-
未来のだるまちゃんへ
500円(税込)
2018年に92歳で亡くなられた絵本作家かこさとし(加古里子)さんが歩んだ道のりと、子どもたちへのメッセージ。くり返し語られる言葉「生きるということは、本来、喜びでなければいけない」は、自身の悲惨な戦…
-
知らなかった、ぼくらの戦争
1,000円(税込)
詩人アーサー・ビナードさんが自身のラジオ番組を通じて集めた23名の戦争体験談。その苦悩と悲しみには、当然ながらひとつとして同じ顔はありません。詩人石垣りんさんの言葉「戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がま…
-
ぷらべん 88歳の星空案内人 河原郁夫
1,300円(税込)
1930(昭和5)年生まれの河原郁夫さんは、夜空への夢と憧れを抱いた少年のまま、プラネタリウム弁士(略して「ぷらべん」)となって星空案内に生涯をささげました。まるで悠久の宇宙から眺めたような、昭和から…
-
小さな生きものたちの不思議なくらし
1,540円(税込)
『たんぽぽ』や『きゃべつばたけのいちにち』など、自然をテーマにした絵本をたくさん書かれている甲斐信枝さんの初エッセイです。小さな生きものの暮らしに壮大な生命の循環を見る。(ブログ記事)