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店長ブログ

ちょっとした変化

すこし前に、近所の新聞配達所が閉所しました。その配達所の前を通って、私は通勤しています。 朝はバイクで出入りする配達員の方をよく見かけました。でもその方々も年々高齢化していました。 去年夏ごろだったか、帰りに通り掛かるとめずらしく配達所に人が。いつもはバイクを止めているスペースで、七、八人がバーベキューをしています。ビール片手に。いいなあと唾をこらえて通り過ぎましたが、どうもそのときの様子が賑やかというよりもちょっと湿っぽい気がしたのを、ある朝看板が取り外されるのを見ながらふと思い出したのでした。 でも内心、時代の流れだとは思います。 同世代以下では紙の新聞を購読している人をまず見かけないし、新聞自体が昔に比べてずいぶん薄くなったし。私自身もニュースは専らネットかラジオだし。 紙の新聞が無くなるなんて昔は考えもしなかったけれど、今ではかなり現実味を帯びてきています。ともかく配達というシステムはいずれなくなるのでしょう。 ただそうなると困るのは紙。新聞紙。あれはないと困ります。野菜を包んだり、梱包の隙間に詰めたり、生ごみをくるんで捨てたり……。新聞紙って独特の紙質ですよね。大きさも。広告チラシの紙などでは代用しにくい。 そうするとニュースのない新聞紙を買うようになる? 新聞でない新聞紙は何と呼ぶ? 近未来の子どもは「シンブンシ」という日用品の語源をネットで調べて、「へえ!」と驚くのかも。 いま配達所の敷地にはチェーンが張られ、不動産会社の看板が立っています。中にあった事務机や椅子などもすべて取り払われ、ガランとしています。たくさんあったバイクも何もありません。 ひとつだけ前と変わらないもの、それはときどき建物の脇や隅っこで居眠りをしていた猫です。いまも運が良ければ姿を見かけます。ある日暮れごろには広い敷地の真ん中に陣取り、きれいに前足を揃えた哲学的なポーズでじっと座っていました。